豊富なお酒と地元の食材を使った料理が味わえる創作居酒屋「昭」が10月12日、広島市佐伯区のJR五日市駅北口にオープンしました。 広島市の老舗旅館やホテルで副料理長の経験がある佐伯区湯来町出身の森井昭店主(42歳)が独立開業。魚や肉、野菜など、食べても見ても季節の味や雰囲気を堪能できる隠れ家的な居酒屋です。
だしの旨みを追求
「日本料理の基本は、まずだしから」と言う森井店主。かつお節一つにしても、オス、メス、腹、背のそれぞれで旨みが異なるそう。森井店主は、雑味が少なく「昭」の料理に合う良質な素材を見極めます。昆布は、旨み成分を多く感じるという厚さのあるものを北海道(2022年11月時点)からお取り寄せ。それでも、「長年作っているが、いまだ100点満点と思ったことはない」と、さらなる高みを目指し、だしの旨みを追求する日々です。
テーブルに運ばれてきた瞬間からだしの香りが豊かに香る「だしまき」(650円)は、ふわふわで柔らかい食感。しょうゆを垂らした大根おろしを上に乗せてもよし、卵焼きだけで食べてもよし。どんなお酒にも合いそうなやさしい味わいです。
香ばしいしょうゆベースのたれが豚肉の甘みを引き立てる「とろとろ豚角煮」(720円)。1切れ約2cmの厚みにカットされた国産肉は、かむごとに溶けていく柔らかさです。
牛すじとこんにゃくが調理された「牛すじポンズ」(620円)は、森井店主が若いときからのレシピだそう。こだわりのだしの中に、橙をベースとした自家製ぽん酢がアクセント。ほろほろとした牛すじを味わったあと爽やかな酸味が口の中に広がります。
豊富な種類のお酒を常時提供
昭では日本酒16種、焼酎17種、梅酒15種、ウイスキー14種、カクテル11種(2022年11月時点)のほかに、ワインやサワーも常時あります。「居酒屋に行ったらいろいろなお酒を飲んでみたいし、日本酒を応援したい」という森井店主の思いから用意したそうです。
さまざまなお酒に合った料理も、料理を引き立てるお酒も、森井店主にお勧めを聞いて味わうことができます。
料理もお酒もその日の気分で味わって
お店で使う食材は森井店主自ら、地域(佐伯区)の食材を中心に地元の農協などを回って、旬のものや提供したいものを吟味し、仕入れます。お米は湯来の「ヒカリ新世紀」を使用。
コース予約でなければ、入店したらまずはその日その日で変わるオススメ看板メニューを確認。巧みに調理された季節の食材が味わえるはずです。料理もお酒も、その日の気分次第で。
複数人での来店では、当日のおすすめメニューや自慢のだしを使った定番料理がそろう店主お任せコース(4,400円〜、飲み物別)を予約してみるのもよさそう。グレードの高い5,500円(飲み物別)のコースもあります。
取材日のお任せコース(4,400円)は突き出し含む全12品でした。 12月は飲み放題付きコース4,300円〜を加える予定で、新メニューも随時取り入れていくとのことです。
店名 | 創作居酒屋 昭 |
住所 | 広島市佐伯区五日市駅前1-10-18 YKビル1F(Googleマップ) |
電話 | 082-554-4334 |
営業 時間 | 18:00〜23:00(LO 22:30) |
定休日 | 日曜日 |
席数 | 全24席(カウンター4、テーブル4席×5卓) |
※文中の価格は税込(10%)です。料理の写真はお任せ4,400円のコース4人前で提供されたものです(一部、単品料理もあります)。
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