2023年6月18日(日)に最後を迎える「みやじま国際パワートライアスロン」。そのコース上にこいのぼりをたなびかせ選手を応援しようと、発起人の池田淳子さんと正木伸雄さんが、使わなくなったこいのぼりを募集しています。掲げる場所は廿日市市友田の音丸橋の近く。バイク(自転車)コースを走り抜ける鉄人たちを、雄大なこいのぼりが見守ります。
大会を盛り上げるのと同時に、かつて養鯉が盛んだった佐伯地域のことを知ってもらいたいと、地元で農業を営む池田さんと美容師の正木さんが2016(平成28)年の第10回大会からこいのぼりの掲揚をスタート。協力者の耕作放棄地に高さ約10mの竹を3〜5本設置し、最長7mのこいのぼり20〜30本を風にそよがせました。選手とこいのぼりを収めた写真がはつかいち観光協会のコンテストで賞を取るなど、カメラ愛好家にとってベストポジションにもなっていたそう。大会後もしばらく掲げ、近隣の地域から人が訪れるスポットでした。
来年、3年ぶりの開催で最後となるみやじま国際トライアスロン。正木さんは「今年亡くなった耕作放棄地の所有者に今まで協力してくれた感謝の気持ちを込めて、最後の大会でたくさんのこいのぼりを揚げたい」と話します。雨風にさらされ破損し使えなくなってしまったものもあり、現在手元にあるのは15本程度だそうです。「自宅、もしくはおじいちゃん・おばあちゃんの家に使わずに眠っているものがあれば、ぜひ持ってきてください」と呼び掛けます。
募集するこいのぼりは屋外用を中心に、大きさは自由。大会前の6月10日ごろまで、前川農園(友田1511)か、美容室NiYA(峠1790)で随時受け付けています。損傷の大きさによって受け取ることができない場合もあるそうです。使用後の返却はありません。
池田さんは「大会は地域のにぎわいの一つになっていた。終わってしまうのでさみしいが、できれば、毎年5月〜6月にこいのぼりが泳ぐ姿を見ることができるようにして地域を盛り上げていきたい」と、希望を抱いています。
こいのぼり募集に 関する問合 | 前川農園 池田淳子さん ☎ 090-6832-6304 美容室NiYA 正木伸雄さん ☎ 090-7120-0608 |
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