ライター/光井 祐子
広島電鉄高須駅と東高須駅の間にある「庚午第一公園」は、住宅街の中にありながらグラウンドが広く、複合遊具も楽しめます。駅から近いこともあり、スーパーや薬局、病院など、暮らしの中で欠かせないサービスが密集している場所にあるため、買い物など大人の用事を済ませた後に子どもを遊ばせるには最適な公園です。
傾斜緩やかなローラー滑り台は1歳前後の子どもにも
複合遊具には、滑り台が3つ付いています。ローラー滑り台の傾斜が緩やかなので、保護者の補助があれば0~1歳児でも滑ることができます。
ローラー滑り台の反対側には、トンネル型の短い滑り台があります。子どもが保護者の補助がなくても滑られるようになった頃にチャレンジできる短い滑り台です。
3つ目の滑り台は、保護者の手を借りなくても滑ることのできる1~3歳の未就園児にちょうどいいサイズ。「隣りのウマの絵は何だろう?」と裏側を見ると、幼児用のボルダリングでした!
「庚午」という町名は、この地を新たに開拓した年の干支から名付けられたそうで、ウマが公園のシンボルになっています。
子どもから年配者まで、多世代が集う公園
複合遊具の右側にあるのが2人用のブランコ。後ろのグラウンドが広々として、開放感いっぱいです。
複合遊具の左側には、別のブランコがあるんです!子どもが落ちる心配のないガード付きブランコもあるので、0~1歳の赤ちゃんでも安心して乗せられます。
ブランコの後ろに見えるのが「庚午北集会所」です。広い公園の中に集会所があると、例えば、集会所での子ども向けイベントの前後に公園を利用でき、保護者同士の交流が生まれやすくなるかもしれません。地域住民の集会所と公園のセットは、多世代が安心して集える場として多様な使い方ができるという良さを感じました。
庚午第一公園は広い砂場も魅力の1つ!鉄棒や滑り台、動物のオブジェも並んでいます。半径1mほどの大きなタイヤ遊具が4つも設置されているのは珍しいと感じました。
複合遊具から離れた場所に、複数のベンチがある憩いの場が整備されています。「いろいろな人がこのベンチに集い、会話が生まれると楽しいだろうな」と、想像が膨らむ場所でした。
グラウンドは早朝から年配者のグループがゲートボールを楽しみ、その後は近所の保育園の園児たちが遊びまわるなど、多世代が入れ替わる人通りの多い庚午第一公園。公園の中に集会所もあり、近所の子育て世代の家族が遊びやすい印象を受けました。遠方からは広電に乗って、親子でお散歩で訪れるのも楽しそうです!
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