廿日市市、廿日市警察署、廿日市交通安全協会が5月27日、県立廿日市西高校で自転車マナーアップキャンペーンを実施しました。自転車通学する生徒に、「自転車もルールを守るドライバー」というスローガンが明記されたチラシを手渡し、自転車のチェーンがさびないよう防錆潤滑剤を差して、自転車マナーを啓蒙しました。5月の「令和4年度広島県自転車マナーアップ強化月間」の一環。
県立廿日市西高校は全校生徒約580人のうち、自転車通学者が半数を超えます。学校の周囲は坂道が多く、下る際はスピードが出やすいため注意が必要です。玉川光彦教頭は、「地域は高齢者が多く、狭い道もあります。生徒がルールを守ることが地域にも自分の安全を守るためにも大切」と話していました。
廿日市市のくらし安全指導員の後藤秀信さんは、「自転車は車の仲間だと生徒自身が認識し、マナーを守ることを自分ごととして捉えてほしい。万が一のときのために、自転車保険への加入も考えて」と、チラシを配布していました。自転車マナーアップ強化月間が終わっても、機会があれば廿日市市内で啓蒙を続けていくそうです。
廿日市署によると、今年4月末までの人身事故発生件数は廿日市署管内で40件。うち自転車が関係する事故は1件だそうです。広島県全体では1,285件で、うち自転車が関わった事故は285件発生しています。
自転車に乗る際の安全運転はもちろんですが、ヘルメットを着用するなど、自分の身を守る意識を持つことも大切。事故に遭わない、事故を起こさないように、一人ひとりがルールとマナーをしっかり守って運転しましょうね。
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