広島市佐伯区の通称コイン通り沿いに4月1日、「OIMO CAFE&BAR apollo」がオープンしました。焼き芋を使ったさまざまなスイーツを、店内飲食、テイクアウト両方で楽しむことができます。
糖度40度以上のサツマイモスイーツがずらり
鹿児島県の種子島で収穫できる「安納もみじ」という品種のサツマイモをメインに使ったサツマイモスイーツと、サツマイモのコロッケなど惣菜を販売。安納もみじは、焼き芋にすると糖度40度以上になるのだそう。長尾杏奈店長は「焼くとトロトロになり、裏ごししているかのようにきめ細かく滑らかな食感になります」と、特徴を話します。
安納もみじの焼き芋はスプーンをスッと差し込むことのできる柔らかさ。サツマイモの甘さが濃厚です。冷やしても温めても美味しそう。
お店のオープンが決まってから、長尾店長はいくつも試作を重ねてメニューを開発してきました。長尾店長が一押しする「お芋のトライアングル」は、三角形のスポンジケーキで生クリームと焼き芋そのままを挟んだスイーツ。フルーツサンドを連想させますが、サンドしているのは食パンではなくふわふわのスポンジケーキです。
透明のパッケージを開けた瞬間に焼き芋の甘い香りが広がります。焼き芋の甘味を際立たせるためスポンジケーキは甘さ控えめ。クリームのような口当たりの焼き芋と、ふわふわのスポンジケーキはどちらも柔らかくて食べやすい食感。ボリュームもあるので、1つを友だちと分け合ってもいいですね。
卵不使用の「濃厚焼き芋プリン」。安納もみじだけでも、プリン生地がしっかりクリーム色になっているのが特徴です。上には、焼き芋の角切り4個、生クリーム、黒ごまが乗っています。「とろとろの柔らかさを意識して作りました」と、長尾店長が話すようにとても柔らかい生地。甘さは控えめで、トロッとしつつ少しざらっとする舌触りにサツマイモを感じます。
長尾店長がメニューを開発する中でこだわったのは、安納もみじを「ふわふわ」「さくさく」という食感と組み合わせること。ふわふわのスポンジケーキ、さくさくのパイ生地などを使ったメニューがあり、いろいろな食感を楽しむことができます。
「安納もみじはリンゴにも合うしチーズにも合う。何にでも合うのでバリエーションはいっぱいあります」。今後も、安納もみじだけでなく他のサツマイモでも試作し新商品を作っていくそうです。
店内にはイートインスペースも
商品をショーケースから選んだら、会計後、店内飲食もできます。コーヒーやジュースなどのドリンクメニューもあるので、サツマイモスイーツと一緒にゆっくりカフェタイムも。「買い物帰りの近所の人や学校帰りの学生が立ち寄ってくれます」(長尾店長)。
イートインスペースは、サツマイモらしい紫色の壁紙がかわいいですね。
「ふらっとお茶ができるような親しみを持ってもらえるお店を目指したい」と、長尾店長。試行錯誤しながら開発したサツマイモスイーツが、コイン通りの一角からたくさんの人たちに愛される未来を描きます。
いずれは、イモ焼酎など飲むことのできるバーの営業も考えているそうです。
OIMO CAFE&BAR apollo |
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住所 |
広島市佐伯区五日市5丁目11-20 (Googleマップ) |
電話 |
082-275-6636 |
営業時間 |
午前11時〜午後6時 |
定休日 |
不定休 |
駐車場 |
あり |
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