廿日市市の山陽女学園中等部硬式テニス部と広島市佐伯区の市立五日市中の男子硬式テニス部が、第10回全国選抜中学校テニス大会に3月28日(月)〜30日(水)、出場します。
両チームとも、昨年12月に開催された中国予選で優勝。その後のまん延防止等重点措置などコロナ禍での練習制限がありながらも、全国の晴れ舞台に向け汗を流します。
山陽女学園中等部硬式テニス部
2021年8月に開催された「第48回全国中学生テニス選手権大会」で日本一に輝いた山陽女学園中等部硬式テニス部。当時主力の3年生は引退しましたが、2年生6人、1年生2人の新チームも実力は健在。迎える3月の全国大会に、第1シードで出場します。
河本風香監督に今大会の目標を聞くと「優勝を狙う」と断言。普段の練習でも試合さながらの緊張感を持って取り組み、本番で選手が自分の力を十分に発揮できるよう備えます。
今大会は、ダブルス2、シングルス1の団体戦です。河本監督は「団体戦で団結力を培って、チーム力を上げてほしい」と、教え子の成長に期待。次の夏の全国大会につながる結果を誓います。
《清田あいこ主将》
「ストロークで攻めることが自分の強み。プレッシャーがかかった場面でも、しっかり攻めたい。優勝という強い気持ちを一人一人が持って大会に臨みたい」
《東浜理花副主将》
「私の強みは怖がらずにボレーができることなので、試合で発揮したい。勝ったときのうれしさを味わうために頑張りたい」
広島市立五日市中学校男子硬式テニス部
2年生16人、1年生6人の市立五日市中学校男子硬式テニス部。部活指導員の夏原信幸監督は「トップレベルの選手はいない。地域の中学生が互いに声を掛け合いながら総合力で勝ち上がっていくチーム」と話します。昨年12月の中国予選も、チーム力の強さを発揮し幾度も接戦を制したそうです。
3月28日から始まる今大会は、三年ぶり3回目の出場。これまでの最高成績がベスト16だったので、夏原監督は「自分たちの力を全国の場で精一杯出して、先輩たちの記録を塗り替えるベスト8を目指す」と意気込みます。
広島県のまん延防止等重点措置により、二ヶ月間ほど部活が休止。3月上旬に再開した当初、中本涼雅主将は「みんなの気持ちがばらばらで不安だった」と振り返ります。全国大会へ向けて、チーム一丸となるよう1回1回の練習を大切にしているそうです。
《中本涼雅主将》
「自分にとって初めての全国大会。緊張するけど、最大限の力を出して戦う。部員一人一人の能力は高い。突出した選手はいないけど、安定した強さがある。まずは1回戦突破し、一つずつ勝ちを積み重ねていく」
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