「ひろしまクリエイター図鑑」と「西広島タイムスわくわく+」が、地元・広島のクリエイターを応援しようとコラボレーション。多彩な才能にあふれるクリエイターを連載でご紹介します。
こんにちは!
ひろしまクリエイター図鑑を主催する、Parade(パレード)の仲尾光平です。
広島を拠点に活躍するクリエイターや、ゆかりのあるクリエイターの魅力を伝え、多くの人に知っていただく活動をしています。
今回、西広島タイムスとコラボレーションし、ひろしまクリエイター図鑑の案内人として、クリエイターを順番に紹介する連載記事を書くことになりました。
どのクリエイターも「誰かの喜びを創作する」という熱い思いが芯にあり、一途にひた向きに創作に取り組んでいます。
その思いにぜひ触れてください。
ひろしまクリエイター vol.1
CINBA(シンバ)
「好きなものを身に着けたい」。そんな気持ちをかなえるアクセサリーをプロデュース。
広島市在住の1児の母であるCINBAさんをご紹介します。
・自分のために自分の好きなものを選ぶ
・アクセサリー選びの選択肢を増やす
・自分色を楽しめる
その思いのもと、シルバーテイストを中心に制作しています。
「自分自身の肌色がブルーベースで、好みの服の系統もモード系」というCINBAさん。シルバーテイストアクセサリーを作ろうと思ったきっかけについて、「市販の既製品はほとんどがピアスで、且つゴールドカラーが多く気に入るものが少ない」と感じたことだそうです。
シルバー系のイヤリングは数やデザインが限られていると悩んだCINBAさんは「それならば自分で作ってみよう」と思い立ち、今に至ります。
もしかしたら、同じように悩んでいる人も多いかもしれませんね。
CINBAさんの心の芯にあるのは、年齢を重ねても生活スタイルが変わっても、「モード系デザインや大ぶりで個性あるものが欲しい」と願っている人に寄り添うデザイン。
CINBAさん自身がイヤリングを着けることもあり、イヤリングを望む人へのデザイン選択肢の拡大。
お気に入りが見つからず探し続けている人の声に耳を傾け、その願いを形にしています。
《作品紹介》
葉月(ヨウゲツ)
自身の名の「葉月(はづき)」の読み方を変え、「葉」のモチーフと「月」のモチーフを組み合わせて作品にしたものです。好きなデザイン、形や色などを取り入れるだけでなく、ときには「自分に縁があるものを制作するのも素敵だな」と、形にしたものだそうです。
“葉月”は8月の呼び名で知られますが、諸説よると、今でいう8月下旬から10月上旬ごろを指し、夏の青々とした季節から涼やかで凛とした空気に変わる季節を意味する言葉でもあるようです。
作品の「葉月」は、まさにそれを象徴するような雰囲気で、シルバーカラーの葉と月のモチーフが静かに凛と輝く、そんな印象のアクセサリーです。
工房紹介
取材当日、CINBAさんの制作場所はレインボー倉庫広島(広島市西区商工センター)に新しくできた個室スペース。
韓国風を意識したインテリアの個室で、コーヒースタンドで注文したドリンクを飲みながら「一人の時間を楽しみつつの作業がはかどる」と語っていました。自宅で作業することもありますよ。
こだわりのアイテム
「パーツのこだわりは、シルバーがメイン。自分の好きなシルバーをきちんと整頓しておいて、作品へと組み上げていく作業は日常を忘れて集中できます」
制作中のおとも
「いつもコーヒーを飲みながら作業することが多いです。レインボー倉庫で頼むことができるイタリアのコーヒー『マナレージコーヒー』が好き。特に『ゴールド』という種類の豆を購入して、お家でも楽しんでいます」
クリエイターからひとこと
幅広い方々にシンプルから個性的なデザインまで、着けて楽しんでいただけるようなシルバーテイストアクセサリーを制作しています。CINBAの世界観から作るアクセサリーでオシャレを楽しんでいただけたらと思います。
取材後記 〜案内人から〜
CINBAさんは、幼いお子様がいらっしゃる中で日々制作に励んでいます。
子育てしながらの制作はきっと大変でしょうね、とお伺いすると「大変だけど、これが私の楽しみでもあり、必要なひとときなんです」と、にっこり。お答えしてくださったときの笑顔がとても印象的でした!