【質問】
私は会社員で、毎年1月末頃に勤務先から源泉徴収票をもらいます。源泉徴収票の見方を教えてください。
【回答】
下の画像は、令和3年分の給与所得の源泉徴収票です。
源泉徴収票には、あなたが令和3年の1月1日から12月31日までの期間に勤務先から支払われた給与・賞与の総額や天引きされた社会保険料や所得税など、たくさんの情報が記載されています。
AからDまでの欄に記載されている金額の意味は次のとおりです。
《青色》
A欄は、令和3年中にあなたに支払われた給与等の総額(いわゆる年収)(※1)。
B欄は、A欄の金額から所得税法等の規定により、一定の金額を控除した金額(※2)です。
《黄色》
C欄は、給与等から天引きされた社会保険料の金額や勤務先に提出した生命保険料控除証明書などを基に計算された各種所得控除(※3)の合計額です。
《赤色》
D欄は、あなたが令和3年中に給与から支払った(天引きされた)所得税の合計金額です。
(※1)これを「給与所得の収入金額」といいます。
(※2)これを「給与所得の所得金額」といいます。勤務先で年末調整を受けていない場合、この欄は空欄です。
(※3)「所得控除」は全部で15種類あります(雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄附金控除、障害者控除、寡婦控除、ひとり親控除、勤労学生控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除)。勤務先で年末調整を受けていない場合、この欄は空欄です。上記控除のうち雑損控除、医療費控除、寄付金控除は年末調整では受けられません。
源泉徴収票の見方についてもっと詳しく知りたい場合は、国税庁ホームページの「令和3年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引」からご確認いただくか、廿日市税務署 0829-32-1217へお尋ねください(自動音声案内後「1」を選んでいただくと、一般的な相談にお答えする「広島国税局電話相談センター」につながりますので、そちらも是非ご利用ください。)。
廿日市税務署 寄稿