中四国地方で初の社会人女子硬式野球チーム「はつかいちサンブレイズ」が、来年4月の発足に向け本格的にスタートしました。
11月3日に入団セレクションを初めて実施。
全国から11人がHIROHAI佐伯総合スポーツ公園に集まり、入団テストに挑戦しました。
セレクションに参加したのは、来春卒業を控える高校生や大学生、社会人の18歳〜23歳。
遠投やピッチング、ベースランニング、フリーバッティングに臨みました。さらにシート打撃形式では参加者同士が対戦。
石橋文雄総監督や岩谷美里監督兼選手が、一人ひとりのプレーに目を光らせ細かくチェック。途中から雨が降る中、参加者は入団へ向け走攻守で持ち味を懸命にアピールしていました。
日本大学4年生で女子硬式野球部を今年引退した山下莉奈さん(21)は静岡県から駆けつけ挑みました。投手としてシート打撃にも登板。「(サンブレイズは)プロ野球選手だった2人がいるので、レベルの高い環境で野球ができると思います。この年齢になっても野球を続けることができるのは幸せと思うで、ぜひ入団したい」と合格を期待していました。
石橋総監督は「レベルの高い選手たちが集まってくれました。すぐに試合にも出場できる選手もいれば、育てたら楽しみな選手もいました」と手応えを感じていました。
岩谷監督も「良い選手が多かったと思います。伸びしろのある有望な選手もいたので、感触はありました。チームカラーに合った選手を選んでいきたい」とチームづくりを楽しみにしていました。
サンブレイズは、廿日市市が女子野球タウンの認定を受け、特殊工法によるボイドスラブの設計・施工・管理などを手掛ける㈱ダイサンがメインスポンサーとなり、発足に向け準備を進めています。
現在、選手は岩谷監督と西山小春選手の2人。来年のスタートまでには12〜15人程度を目指しています。
セレクションでのプレーを総合的に判断し、合格者には11月12日までに電話連絡するそうです。