廿日市市宮島町と宮島口を運航する宮島松大汽船㈱が10月20日、新しいフェリー「伊都岐」を就航しました。
車両を乗せることがメインで、宮島松大汽船㈱のカーフェリー(自動車航送便)時刻表に基づいて航走します。
「伊都岐」は、昨年5月、航行中にエンジンが停止し廃船となった「第二みやじま」の後継。
大きさは総トン数199t、全長43m、全幅11.5m。
定員300人(車両搭載時)で、乗用車は15台まで、貨物車(9m未満)は6台まで搭載できます。
車両甲板の高さは4.2m。公道の高さ制限に対応した大型貨物車を乗せることができるのが、乗用車を中心に乗せる他船と違うところ。
宮島松大汽船㈱の松本誠常務取締役は「宮島への安定した物資の輸送が使命」と、島内の生活インフラへの貢献に期待を寄せます。
10月18日にあった船内見学会には、廿日市市立宮島小学校の全児童が訪れました。
新しい甲板や客室のほか、普段は入ることのできない操舵室やエンジンルームも見学。
操舵室の椅子に座り操舵手の気分を味わった児童らから「格好良い」との声が上がっていました。