若鯉応援へおおのハートバスをラッピング
廿日市市大野地域を走る「おおのハートバス」に、広島東洋カープの若手選手を応援するラッピングバスが登場しました。
カープのチームカラーと同じ赤色の車体に、廿日市市特産のけん玉を持ったカープ坊やスライリーなどが描かれ、車内もカープに染まっています。
バスは、最大32人乗りの中型。側面に、「若鯉応援」のロゴを大きく記載。さらにバットからけん玉に持ち替えたカープ坊や、けん玉で遊ぶスライリーの姿もあります。
反対側には「Hatsukaichi☓Carp」のロゴと新型コロナウイルスの影響を受けた事業者を支援するプロジェクト「#今こそ廿日市」を記しています。バックには「廿日市市は若鯉を応援しています」というメッセージを掲載。
車内には、今季入団した新入団選手7人の写真とプロフィールを掲示しています。生年月日や出身地などのほか、選手お勧めの廿日市市のスポットを紹介。今年抑えとして大活躍しているドラフト1位の栗林良吏投手は、妹背の滝を上げていました。新人選手が入るたび、変えていくそうです。
カープのラッピングバスは、カープ大野寮前を通る沿岸ルートで、平日上りが一日8便、土日祝日は同じく7便運行します。期間は定めず、当面の間、走る予定だそうです。
ラッピングバスは、大野地域に若手選手が生活する大野寮があることから企画されました。「今こそ、廿日市」の機運を上げ、廿日市市の魅力をアップしようと、行政や市内の経済団体などでつくる廿日市市新型コロナウイルス感染症対産業振興実行委員会が実施しました。
10月14日からの運用を前にした13日には、廿日市商工会議所会頭で実行委員会の澁谷憲和会長や松本太郎廿日市市市長、大野寮の道原裕幸寮長らが出席し、宮島口フェリーターミナル前バス停―大野寮前でラッピングバスのお披露目がありました。
澁谷会長=「廿日市市を少しでも元気にすることが重要。市民に見てもらい、改めてカープが我々のまちにあるんだというのを知ってもらい、応援してもらえれば」
松本市長=「カープの練習場と大野寮があることで若鯉の皆さんを改めて若鯉を応援するという強いメッセージ。廿日市市にとっても大野寮は魅力のある資源。観光客にも発信したいし、市民一丸となって盛り上げていきたい」と話していました。
道原寮長=「車内には新人選手の写真もあり、選手にとっては励みになるのでありがい」