来年1月の広島市成人祭はオンラインで同時配信も
広島市教育委員会は、来年1月10日(月)に広島サンプラザで執り行う成人祭を4回に分けて開催することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として密集を避けるため、新成人を住民票がある区に分けて催す。今年に引き続き、式典の様子はオンライン配信する。
式典は、午前10時半〜の1部が地元西・佐伯区が対象。正午〜の2部が安佐南区、午後1時半〜の3部は中・東・安芸区、3時〜の4部が南・安佐北区。出身中学校ごとに集う同窓会場は、各部の式典開始三十分前から一時間の入れ替え制で密を回避する。
同市の来年の新成人は、約1万2千人を見込む。各部とも広島サンプラザホールのキャパシティーの半分以下になるよう組み合わせたという。
式典のプログラムは、簡素化する。例年、催している抽選会、市政啓発コーナーなどのイベントは中止。県外の人や仕事で来場できない参加者のため、オンラインの同時配信もする。
今年の成人祭は、当初、1月11日に新成人を午前と午後の2回に分け催す予定だった。だが、新型コロナの感染拡大を受け5月2日に延期し、4回に分け開く方式で進めていた。だが、感染が広がっていたため、開催二日前の4月30日に新成人の出席は取りやめ、式典のオンライン形式に変更した。5月31日まで動画投稿サイトYouTubeで流し、延べ約8300人が視聴したそうだ。
今年を教訓に、混乱が起きないようLINEを活用した通知システムを実施する。12月初旬に来年の新成人に送る案内はがきに広島市の公式LINEへの登録を促す。開催の変更があった場合、LINEのプッシュ通知を使い広く案内する。今年、出席がかなわなかった成人には、希望すれば来年の式に参加できる。
同市教委育成課の西本哲也課長は「一生に一度しかないことなので、教育委員会としても新成人の皆さんに会場に集まってもらえる式典にして、お祝いをさせていただきたい。感染状況が悪くならないよう皆さんには対策してほしい」と呼び掛けている。
成人祭実行委員を募っている。同市内に在住もしくは通勤、通学している18歳〜22歳。プログラムの作成、新成人宣誓の大役など担う。例年、8人ほど募集しているが、来年は4部制のため、より多くの参加を呼び掛けている。希望者は、申込書に必要事項を記載し、同課「成人祭実行委委員会」係へ郵送もしくはFAX、持参、Eメールで申し込む。広島市ホームページhttps://www.city.hiroshima.lg.jp/site/education/139363.htmlからも応募できる。
問合は、成人祭実行委員係(同課内)☎ 082-242-2116