イクボス周知へLINEコミュニティ「廿コミュ」開設 宣言企業のPRに市民へは得も配信
「イクボス宣言」をしている企業の情報や新商品、飲食店の割引クーポンなどを市民へ配信し、「イクボス」の認知度向上を図るLINEアカウント「廿日市コミュニティ」(通称:廿コミュ)が7月、廿日市市で開設された。同市にゆかりのあるNPO法人や企業などで構成する西広島イクボス推進チームの取り組み。「イクボス宣言=企業の業績向上」の仕組みをつくることで企業の参入を促進。さらに市民のイクボスへの理解を深めることが狙い。同市を起点にスタートし、県西部一帯へ拡大を目指す。
廿コミュは、宣言企業だけでなく取り組みに参画する企業や飲食店なども登録できる。アカウントを通して市民へ企業情報や新商品モニターに試供品、飲食店の割引クーポンなどを配信。市民は得な情報を得られ、企業・店舗はPRや来店促進などのメリットがある。
同チームは、県から依頼を受けたNPO法人キッズNPOの吉本卓生代表理事を筆頭に、昨年10月に発足し「イクボス同盟ひろしま」のメンバー9社で構成。今年3月に、松本太郎市長と廿日市商工会議所の澁谷憲和会頭に宣言を提案。同市の行政・経済界トップ2人が表明している。
同チームのリーダーを務める吉本理事長は「トップが変わらないと組織を変えることは難しい。しっかり訴えていき、廿日市市から広げていきたい」と今年度中に企業20社、市民2000人の登録を目指している。
廿コミュへの登録店舗・市民を募っている。詳細は、ホームページ(https://hatsucomu.nicopia.jp)で確認を。