末永大誠が全国小学陸上大会出場へ 「上位に入りたい」
山縣先輩に続け—。西広島地区の陸上クラブ・広島ジュニアオリンピアクラブ(藤本法生会長)の末永大誠 (広島市立草津小学校)が、「第37回全国小学生陸上競技交流大会」(9月19日、日産スタジアム)の5年生100mに出場する。同クラブは、陸上男子100mの日本記録保持者で3大会連続オリンピック出場を決めた山縣亮太選手の出身。山縣選手がクラブ時代に出場したこともある種目に挑む末永は、全国のトラックに立つことを楽しみにしている。
小学1年生の時に、友達に誘われて同クラブに入った末永。入部する前から目立っていたそうで、藤本順子副会長は「フォームがきれいで、バネもある。小学1年生にしては強かった」と話す。今年4月にあった「織田幹雄記念国際陸上競技大会」の小学100m決勝レースでは、8人中、末永以外、全員6年生の中、4位に入った。末永は「ちょっと自信はなかったけど、(上位に入れて)良かった」と笑顔で振り返る。
全国の予選となる7月4日の広島県小学生陸上競技交流大会では、向かい風の悪条件の中、予選は13秒80。決勝でも向かい風2・8mながら13・84で、2位と0・55秒差をつけ優勝を飾った。風によっては、山縣選手が十八年前に打ち立ていまだ破られていない大会記録の13・63に並んでいたかもしれないという。
全国大会では、山縣選手は、当時、決勝に残り8位。末永は「上位に入りたい。山縣選手と同じ決勝の舞台に立ちたい」と話す。同クラブも約五年ぶりの個人種目の出場に期待を掛けている。