前峠兄弟「広島から世界へ」平和を発信 8月9日太田川でオープンウオータースイミング開催
「スポーツを通して平和の大切さを伝えたい」−。呉市出身の前峠寛和さん(33)と弟・信久さん(29)が、水泳を通して平和の大切さを広めようと「広島太田川OWS(オープンウオータースイミング)2021」の8月9日(月)に開催する。太田川を舞台に鎮魂や平和への思いを込め準備を進めている。
同イベントは、3㎞と1・2㎞の2グループに分かれ、タイムを競う。スタート地点は3㎞がアストラムライン牛田駅近くから、1・2㎞は楠木の大雁木付近から。両グループとも原爆ドーム前がゴール地点。競技以外にも日本泳法の水書や諸手日傘を披露。世界のトライアスロン選手権で活躍し、四年連続日本ランキングチャンピョンの実績を持つ福元テツロー選手などをゲストに招く。
主催は、前峠兄弟が立ち上げた実行委員会。大会費用は、参加費用とクラウドファンディングでまかなう。収益が出た場合、すべて寄付に当てるという。
寛和さんは、競泳やオープンウオータースイミングなどの大会でいくつもの入賞経歴を持つ。広島県トライアスロン協会理事を2017年から21年まで務めた。数年間、プレイヤーから離れていたが、今年、ライフセービングやオープンウオーターなどのマルチアスリートとして再スタートした。信久さんは、競泳選手としてインターハイなどの全国大会経験者。現在は、ボディビルダーとしても活躍し、今年開催された「NABBA JAPAN OPEN CAMPIONSHIP」で入賞。さらにモデルとしても活動している。
2人は「平和だからこそ、好きなことができる。被爆から今の環境になるまで、多くの人が努力されてきた。想いを引き継ぎ、次の世代に受け継ぐことが使命だと考えています。平和の大切さを広島から世界へ発信する大会にしたい」と話している。
応募締め切りは7月25日(日)。応募方法や大会概要などはホームページ(http://maetouge.hiroshima.jp)で確認を。
クラウドファンディングはキャンプファイヤ
(https://camp-fire.jp/projects/view/454690?list=search_result_projects_fresh)で募っている。
※当サイトの掲載内容は、取材または公開したときの情報に基づいています。予告なく変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。