シングルモルトウイスキー2種類発売 サクラオB&D
廿日市市桜尾の㈱サクラオブルワリーアンドディスティラリー(旧中国醸造)が、2種類のシングルモルトウイスキーを7月1日から販売する。「桜尾」は瀬戸内海に近い本社の蒸留所で、「戸河内」は山間部の安芸太田町戸河内の貯蔵庫で熟成。潮の香り、山の新緑とそれぞれの土地をイメージし趣の異なる味わいに仕上げた。両商品ともバーなど飲食店を中心に販売する。
同社では、本社敷地内に2017年にシングルモルトウイスキーとジンを製造する蒸留場を竣工した。「桜尾」「戸河内」は、同蒸留所では初めてのシングルモルトウイスキーの商品。
ウイスキーの味を決める熟成に使う樽は、数種類使用。完熟したブドウやオレンジ、ビターチョコの香り、スパイシーで程よい渋みが調和した濃厚な味わいを表現した。加水していないためウイスキー本来の味を楽しむことができ、ストレートで飲むことを勧める。
「戸河内」は、山県郡安芸太田町戸河内にあった廃線となった鉄道用トンネルを活用した貯蔵庫で三年間、熟成を重ねた。新緑やリンゴ、マーマレード、アプリコットの香りが広がり、柔らかいく飲みやすいという。
いずれも700ml瓶入りで、1本9350円(税込)。