吉和小の児童がヒマワリ苗植え 「早く大きく育って」
廿日市市立吉和小学校の児童が6月3日、吉和の畑にヒマワリの苗72本を植えた。市職員やはつかいち観光協会、地元有志で構成する「花のある吉和づくり実行委員会」の企画。8月の開花に向け、地元住民や観光客などに喜んでもらおうと一本一本丁寧に植えた。
小学1年生〜4年生が参加した。職員から苗を受け取った児童たちは、茎が折れないように慎重に扱い穴に根を入れ土を被せた。苗が立つように手を添えながら微調整するなど、大きな花を願いながら植えていった。
吉和では、2003(平成15)年から毎年ヒマワリを植える活動をしている。同委員会によると、地元のウッドワン美術館で、絵画「向日葵」を描いたフィンセント・ファン・ゴッホの作品が展示されたことがきっかけとなったそうだ。以降、一度も絶やすことなく継続し、例年8月に開催される「吉和夏祭り」で会場を彩っている。今年は、計1万㎡の畑に約5万輪のヒマワリを咲かせる予定。
作業を終えた4年生の金(キム)チュハさんは「早く大きくなってほしい。地域の人や吉和に来た人に喜んでもらえたらうれしい」と、ヒマワリの成長を願っていた。
今年の夏祭りの開催は未定。今後、吉和夏祭り実行委員会が協議し、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて決めるそうだ。
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