宮島水族館みやじマリン(廿日市市)で飼育されているミナミアメリカオットセイ、サクラとカエデによる「オットセイのお食事タイム」が8月1日から始まりました。
ガラス越しで見ることしかできなかった2頭が、お食事タイムでは展示水槽横のスペースに登場。2頭は飼育員の手から餌を食べたり、合図に合わせあいさつしたり、愛らしい動きを観覧者の前で披露します。
今後、「オットセイのお食事タイム」は毎週土日と祝日の11時10分から実施され、基本的にどちらか1頭が出演します。
サクラは推定年齢4歳で、体重40kg、カエデは推定年齢2歳で体重25kg。2頭ともメスで、2022年2月21日から一般公開されました。ミナミアメリカオットセイを飼育している施設は、中国地方では宮島水族館だけです。
2頭は約一年半をかけてトレーニングを重ねたそう。カエデが前足のヒレを振ってバイバイの仕草を見せたり、サクラが飼育員の頬にキスしたりすると、観客から「かわいい」という歓声が上がりました。
海獣担当の飼育員・金岡佑紀さんは「館内にやってきた当初は2頭とも人を怖がり、近づけなかった。徐々に信頼関係を築くことができ、今日(8月1日)の『宮島水族館の日』にデビューできてよかった。夏休みも始まったので、かわいいサクラとカエデに会いにきて」と誘います。
宮島水族館は将来、2頭が大勢の来館者と触れ合えるライブスタンドに出演することも計画中。いろいろな技を習得できるようトレーニングしていくそうです。
ミナミアメリカオットセイは、アシカ科ミナミオットセイ属。アシカ科でも、オットセイ属はアシカ属に比べ体毛が長く、密に生えているのが特徴です。保温に優れ、冷たい海でも長時間泳ぐことができます。
宮島水族館みやじマリン |
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住所 |
廿日市市宮島町10-3(Googleマップ) |
電話 |
0829-44-2010 |
開館時間 |
午前9時~午後5時 ※最終入館時間は4時 ※「オットセイのお食事タイム」は毎週土日と祝日の11:10から。 |
休館日 |
施設整備・点検のため臨時休館日がある |
入館料 |
高校生以上1420円、小・中学生710円、幼児400円。 |
ホームページ |
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