西広島沿線散歩<地御前編>

西広島沿線散歩の2回目は、廿日市市地御前。対岸の嚴島神社とは深い縁があり、飛鳥時代に佐伯鞍職によって地御前神社が創建されたと言い伝えられています。本宮の嚴島神社の御前にあるので「地の御前社(じのごぜんしゃ)」と呼ばれ、「地御前」という地名の由来といわれています。現在も由緒ある史跡が点在し、瀬戸内海を望む風光明媚な地御前を紹介します。 地御前神社 創建は嚴島神社と同じ593年と伝えられています。旧暦5月5日の端午の節句には、御陵衣祭(馬とばし)が催されます。舞楽、馬に乗って弓で的を射る「流鏑馬」の神事が執り行われます。最大の神事が、旧暦の6月17日にある嚴島神社の「管絃祭」。御座船が立ち寄り、辺りには露店が立ち並びにぎやかになります。…