
サンフレここだけ話 vol.20
みなさん、こんにちは。
サンフレッチェ広島サッカースクールコーチの石橋遼です。今回は「親子自主練習でオススメメニュー」というテーマについてお話しさせていただきます。
親子1対1などのシチュエーションでサッカーをするときにおすすめのメニューを、「低学年向け」「高学年向け」の2つ紹介します。どちらもボール1個あればOK!気候が良い5月、休日の公園などでぜひ実践してみてくださいね。
遊びの中で自主練習
【低学年向け】じゃんけんボール取り

親と子どもが向かい合い、二人の間にボールを置く。じゃんけんし、あいこが出たらボールを奪い合う。取った方が勝ち。最初は子どもがやりやすいよう、正座して手で取る。慣れてきたら難易度を上げ、立った状態から足を使って取る。足じゃんけんにすると、ジャンプ動作を含むコーディネーショントレーニングにもなる。
【高学年向け】対面しりとりパス
6mくらい距離を取り、二人で向かい合う。しりとりしながらパスをする。しりとりを言うまでの制限時間を設けたり、3文字しりとりなどにしたり、ルールを付け加えても良い。子どもが飽きないよう少しずつ難易度をアップ。
「低学年向け」「高学年向け」どちらも、じゃんけん、しりとりという遊びの中で、互いに声を出しながらできるメニューです。大切な親子の時間にサッカーを選んでもらったのであれば、声をそろえたり言葉を交わしたりすることで心がつながるひとときを過ごしてほしいです。

自主練習は子どもの主体性が一番大切

親子自主練習で一番大切なことは、子どもが楽しく、前向きにプレーすることです。
子どもたちが普段練習するスクールなどではコーチがメニューを決めますが、自主練習では子どもがやりたいことに寄り添ってください。始める前に「どんなことをしたい?」など聞いてあげることで、自分でやりたいことを考え、主体性を持つことができます。
「親と楽しくプレーしたい」「サッカーが上手になりたい」など、自主練習に取り組む子どもの目的はさまざま。子どもが「やりたい」と言った発想を大切にして一緒に体を動かすことも、親子で行う自主練習に必要なことです。
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1993年生まれ。競技歴は、北陽小学校→出雲第三中学校→開星高校→福山大学→松江シティ→E-WING出雲→廿日市FC→SRC広島→HKC。指導歴は、ローザスサッカースクール(AC)→廿日市中学校→野坂中学校→広島国際学院高校→サンフレッチェ広島コーチ
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※サンフレッチェ広島スクールコーチのリレーコラム「サンフレここだけ話」は、”サンフレッチェ”の名にちなみ、毎月「3(サン)日」に配信します。次回、6月3日の新着をお楽しみに!
写真提供:サンフレッチェ広島